負傷によりカタール・ワールドカップに臨むフランス代表メンバーから外れることになったカリム・ベンゼマ。その代役は誰になるのだろうか。

今大会で最もケガ人に頭を悩ませているフランス代表。メンバー発表前の時点でエンゴロ・カンテとポール・ポグバの不参加が決まっており、発表後もクリストファー・エンクンクとプレスネル・キンペンベが離脱を余儀なくされた。

そして、もう一つ最大の懸念点だったベンゼマもついに欠場が確定。以前から左太ももに問題を抱えていたが、回復の目途が絶たず、チームから外れることになってしまった。

バロンドーラーの欠場で大打撃をこうむることになってしまったレ・ブルーだが、こうなると注目はその代役。メンバー発表時にも当落線上にいたモナコのウィサム・ベン・イェデルは、今季公式戦21試合で10ゴールと好調で、フランス代表でも19キャップを持つ。

もう一人の有力候補はマンチェスター・ユナイテッドのアントニー・マルシャルか。ただ、今季の同選手はケガですでに3度も戦線離脱を繰り返しており、ここまでの出場はわずか7試合。フル出場は一度もなく、コンディションではやや不利と見られる。

そんなマルシャルとプレミアリーグで鎬を削るニューカッスルのアラン・サン=マクシマンも候補の一人。だが、こちらもケガで離れていた時間が長く、ポジション的にもウイングが本職のため、ベンゼマの代わりが務まるとは言い難い。

その他ではベティスのナビル・フェキル、レバークーゼンのムサ・ディアビ、アトレティコ・マドリーのトマ・レマルが候補だが、ディディエ・デシャン監督は誰を招集するのだろうか。