ウルグアイ代表のFWエディンソン・カバーニ(バレンシア/スペイン)がチームの全体トレーニングに復帰した模様だ。母国メディア『Ovaión』が20日に伝えている。

 アラブ首長国連邦(UAE)でFIFAワールドカップカタール2022に向けたトレーニングキャンプを実施していたウルグアイ代表の面々は、19日にカタール入り。午後にはトレーニングを実施し、4日後に迫ったグループステージ初戦の韓国代表戦に向けて調整を行った。

 そんなウルグアイ代表において、4大会連続のワールドカップ出場となる“ベテランストライカー”のカバーニは、これまで別メニュー調整に終始。足首を痛めた影響で、所属クラブのバレンシアでもワールドカップ前の2試合を欠場。状態が心配されていたが、19日には全体トレーニングに復帰した模様だ。今季のラ・リーガ7試合の出場で4ゴールを挙げているストライカーの復帰は、チームにとって追い風となるだろう。

 一方、9月中旬に右太もも長内転筋断裂と診断され、手術に踏み切っていたロナルド・アラウホ(バルセロナ/スペイン)は、未だに合流できていない。しかし、スペインメディア『ムンド・デポルティーボ』によると、復帰に向けたプロセスは順調に進んでいるという。グループHに入ったウルグアイ代表は24日に韓国代表と、28日にポルトガル代表と対戦するが、これらの2試合には間に合わない可能性が高いとのこと。一方、12月2日に行われる最終節のガーナ代表戦までには復帰できる見通しで、アラウホ自身もこの試合の出場に意欲を示しているようだ。

 ワールドカップの初代王者であり、これまでに2度の優勝を成し遂げたウルグアイ代表。豊富なタレントを抱えていることから、今大会の“ダークホース”として名前を挙げる人々も少なくない。今大会の初陣である韓国代表との一戦は、24日の日本時間22:00(現地時間16:00)キックオフ予定。“ラ・セレステ”の冒険が、いよいよ始まろうとしている。