カタールを完封したエクアドル

FIFAワールドカップの開幕戦・グループA第1節で、エクアドルと開催国のカタールが激突した。ブンデスリーガでも成長著しいピエロ・インカピエは、最終ラインからエクアドルを支えている。

インカピエはカタールのエースとして期待されていたアルモエズ・アリを完封。対峙する相手ストライカーに仕事をさせずに最後まで守備を安定させた。前半から2点をリードしたエクアドルは、自分たちのペースで試合を進め、最後までカタールに脅威を与え続けた。

そんな中でインカピエは持ち味のロングボールでも存在感を発揮。データサイト『SofaScore』によれば、ロングボール数9本の中で成功数は「7」と高い精度を見せている。前線には強さを見せるエネル・バレンシアがいたため、さらに彼のパスは際立った。

2021-22シーズンにアルゼンチンのタジェレスからレヴァークーゼンへと加入したインカピエ。昨季はブンデスリーガで27試合に出場してリーグ3位に貢献するなど、20歳の若きCBは経験値を重ねている。大舞台でさらなる存在感を見せ、自身の価値をより高めていくことだろう。