盗難被害をSNSで伝える
カタール・ワールドカップ(W杯)が現地時間11月20日、ついに開幕した。ところが、華やかなオープニングセレモニーや開幕戦の裏でお祭り騒ぎに便乗したトラブルも発生している。
英メディア「スポーツ・バイブル」によると同日、アルゼンチン人ジャーナリストのドミニク・メッツガーさんが開幕戦の様子を伝えるべくドーハ市内で生中継を行っていたところ、盗難の被害に。近くに置いていたハンドバッグから現金やクレジットカード、書類などを盗まれたそうだ。
メッツガーさんは中継後、水を買おうとしたところで盗難に気づき、地元警察へ被害届を提出。ただ同時に“ジャーナリスト魂”が騒いだのか、メッツガーさんはインスタグラム上で自らの強盗被害を“リポート”することに。記事によると、メッツガーさんは「心配しないでください、私なら大丈夫です」「ただの盗難で危ないことでは全くありませんでした」など、自らの身の安全や状況をフォロワーに伝えていたという。
ちなみに、メッツガーさんにとっての驚きはここで終わらず。被害届を提出した警察署で、容疑者が見つかった場合に「どのような刑罰を科したいか選べる」と説明を受けたそうだ。これに対しメッツガーさんはライブ配信で「警察署に来たら、早速カルチャーの違いに直面しました」と冷静に状況を伝えていたとのこと。
時期や開催地など、イレギュラーなポイントの多いカタールW杯。報道する側にとっても異例づくめの大会となりそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)