5-1で迎えた後半44分、グリーリッシュがチーム6点目をマーク

 イングランド代表MFジャック・グリーリッシュは、11月21日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦のイラン戦(6-2)に途中出場。後半44分にダメ押しゴールを挙げ、“有言実行”のダンスパフォーマンスを披露した。

 前回の2018年ロシアW杯でベスト4となり、今大会の優勝候補の1つにも数えられるイングランドは初戦でイランと激突。19歳のMFジュード・ベリンガムのヘディングシュートで前半35分に先制すると、その後はFWのブカヨ・サカの2得点とFWラヒーム・スターリング、FWマーカス・ラッシュフォードのゴールなど大量リードを奪った。

 そして5-1で迎えた後半44分、途中出場していたグリーリッシュはFWカラム・ウィルソンのお膳立てからチーム6点目の得点を挙げた。そしてゴール後、グリーリッシュは広げた両手をグネグネと動かす独特のゴールパフォーマンスを披露した。

 実はこのパフォーマンスはグリーリッシュが自ら発案したものではなく、脳性麻痺を持つマンチェスター・シティファンの少年からお願いされたもので、グリーリッシュはW杯で得点を決めたらこのパフォーマンスをすると少年に誓っていたのだ。クラブ公式ツイッターは「彼は約束を守った」と投稿。ファンからも「泣ける」「ファンタスティック」「なんて男だ」とグリーリッシュへの称賛コメントが多く寄せられている。

 大差がついたゲームの中で勝敗に大きく関与するゴールではなかったものの、グリーリッシュにとってはこれ以上ない大きな意味を持つゴールとなっていたようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)