ポーランド代表は、22日に行われたFIFAワールドカップカタール2022・グループ第1節メキシコ代表戦で、不名誉な記録を樹立してしまったようだ。同日、データサイト『Opta』が伝えている。

 36年ぶりの決勝トーナメント進出を目指すポーランド代表は今大会、メキシコ代表とサウジアラビア代表、そしてアルゼンチン代表と対戦する。初戦で勝利して好発進を切りたい同国代表は、スコアレスで迎えた58分にPKを獲得した。しかし“エース”FWロベルト・レヴァンドフスキのシュートは、相手GKに塞がれ、先制点の好機を逃す。試合はこのまま0-0で終了し、勝ち点1を分け合うかたちになった。

 同試合でPKを失敗したことにより、ポーランド代表はワールドカップ史において不名誉な記録を樹立してしまったようだ。『Opta』によると、1966年大会以降で、PK戦を除いて3本連続でPKを決めることができなかった初めてのチームになったという。1978年大会のアルゼンチン戦でカジミエシュ・デイナ氏が、2002年大会のアメリカ戦でマチェイ・ジュラフスキ氏が、そして今大会のメキシコ戦でレヴァンドフスキが失敗している。

 PK失敗の影響もあってか四半世紀以上、決勝トーナメント進出を逃しているポーランド代表。グループCではアルゼンチン代表がサウジアラビア代表に敗れる波乱が起き、大混戦が予想されるが果たして、ポーランド代表は勝ち抜けることができるのだろうか。