●コスタリカ代表
4年に1度の祭典、FIFAワールドカップカタール2022が開幕した。初の中東開催となったカタールW杯で優勝に輝くのはどのチームなのか。これまでの戦いを分析した上で、今大会の出場メンバーを反映した戦力を、4項目(攻撃・守備・選手層・勝負強さ)に分類して数値化。ランキング形式で紹介する。(情報は11月20日時点)
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戦力値ランキング:30位
監督:ルイス・フェルナンド・スアレス
予選成績:7勝4分3敗
FIFAランキング:31位
戦力値:59(攻撃14/守備16/選手層14/勝負強さ15)
北中米予選では3位・アメリカ合衆国代表と勝ち点で並んだが、得失点差で下回ったコスタリカ代表が大陸間プレーオフに回った。ニュージーランド代表を下してワールドカップ出場権を手にしたが、ドイツ代表、スペイン代表、日本代表とのグループリーグはコスタリカ代表にとっては「死の組」と言えるだろう。
基本的にはロースコアに持ち込むのが狙いになるだろう。自陣のスペースを埋め、ナバスの大活躍に期待する。世界トップレベルの欧州両国、そしてアジアトップレベルの守備力を持つ日本代表からチャンスを多く作ることは望めない。コンパクトな守備ブロックで相手の攻撃を封じ、少ないチャンスに賭ける戦いになるだろう。
チームの軸となるのはケイラー・ナバス、オスカル・ドゥアルテ、セルソ・ボルヘス、ジョエル・キャンベルといったベテランたちだ。その一方で若手の台頭も著しく、9月の韓国代表戦で2得点を挙げた18歳のジェウィソン・ベネットは今季からサンダーランド(イングランド)でプレーする逸材。国内でプレーするアンソニー・コントレラスも伸び盛りのストライカーで、今大会で大きく化ける可能性もあるタレントだ。
トップ・オブ・トップの実績を持つのは守護神ナバスくらい。単純な戦力の足し算で考えればワールドカップ出場国で間違いなく下位になるが、それがそのまま結果に反映されるとは限らない。「弱者のサッカー」に徹することが思わぬ結果につながる可能性もある。
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