日本代表は現地時間11月23日、カタール・ワールドカップのグループステージ第1節でドイツ代表と対戦。試合は2-1で勝利した。

 森保ジャパンのスタメンは、GKに権田修一、4バックは長友佑都、板倉滉、吉田麻也、酒井宏樹、ダブルボランチは遠藤航と田中碧、2列目は久保建英、鎌田大地、伊東純也、1トップは前田大然というラインナップだ。

 前半は完全にドイツのペース。ポゼッションで上回り、日本を押し込んでいく。劣勢の日本は粘り強く守っていたが、31分に権田がエリア内でラウムを倒してしまい、PKを献上。これをギュンドアンに決められ、前半は0-1で折り返す。

 日本は後半、久保に代えて冨安健洋を投入。布陣を4-2-3-1から3-4-2-1に変更して、まずは同点弾を狙う。

 ドイツの攻勢を受けながらも、日本は前半より敵陣にボールを運ぶ回数が増え、攻撃の糸口を探っていく。

 日本は57分、長友に代えて三笘薫、前田に代えて浅野拓磨を送り出す。三笘は左サイド、浅野は1トップに入る。

 60分には右サイドから崩されてギュンドアンの一撃をくらうも、ポストに当たって失点は免れた。一方の攻撃では、途中出場の浅野が何度か良い形で敵陣エリア内に侵入する形を作る。ただ、思うようにフィニッシュに持ち込めない。

 70分には立て続けに決定的なピンチに見舞われる。だが、ここは権田が決死のセービングでゴールを割らせない。直後に、田中に代わって堂安律が投入される。
 
 72分、遠藤の浮き球パスから伊東が強烈なシュート。決まったかに思われたが、名手ノイアーのファインセーブに阻まれる。こぼれ球に酒井が詰めたが、シュートは枠を捉えられない。

 大きなチャンスを逃したが、75分、歓喜の瞬間が訪れる。左サイドから三笘が仕掛ける。パスを受けた南野拓実が左足で狙い、ノイアーが弾いたところに堂安が詰めた。1-1とタイスコアにする。

 日本の勢いは止まらない。83分、右サイドから切り込んだ浅野が右足を振り抜き、ゴールにねじ込む。

 試合をひっくり返した日本は、その後のドイツの反撃をシャットアウト。W杯優勝経験国を相手に2-1で勝ち切り、大きな勝点3を手にした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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