日本代表MF堂安律が、23日に行われたFIFAワールドカップカタール2022・グループE第1節ドイツ代表戦で見せた自身のパフォーマンスを振り返った。

 ベンチスタートとなった堂安は1点ビハインドで迎えた71分、田中碧との交代で途中出場。その4分後に南野拓実によるシュート性のボールのこぼれ球を押し込み、チームを勢いづける同点ゴールを記録した。

 試合後、指揮官から「どんどんシュートを打っていけ」と送り出された堂安は、「あの局面でテンションの上がらないウインガーはウィンガーのメンタルではないと思う。ちょっとずつ流れがこっちに来て、オレがヒーローになると思ってピッチに入ったし、そのイメージトレーニングをこの4〜5日ずっとしていた。その通りになって良かったです」と振り返り、イメージ通りの結果となったことを喜んだ。

 また、後半に入ってシステムを変更し、流れを引き寄せたことについても言及。「すべてミーティング通りというか、自分たちが話し合っていた通りの内容になった。チーム全体の準備の勝利だと思う」と述べ、チームとしてもプラン通りの戦い方ができたとの考えを示した。

 さらに、「W杯を経験してきた(吉田)麻也くんと(長友)佑都くんが、0-1のままならラスト20分でOKという話してくれていた。初出場の選手ではその意見は出なかったので、彼らの経験と若い選手の勢いがうまく融合した勝利だったと思う」と続け、先制を許した後も気持ちを切り替えてプレーできた背景に、長く日本代表でプレーしてきた“先輩たち”の存在があったことを明かした。

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