現地時間11月24日、カタール・ワールドカップが大会5日目を迎え、ブラジル、セルビア、スイス、カメルーンが配されたグループGの初戦、スイス対カメルーン戦が行なわれた。

 欧州予選でイタリアを下して出場を決めた堅守のスイスと、大会通算7連敗中だが2大会ぶりの出場を勝ち取ったカメルーン。欧州5大リーグで活躍する選手たちが粒ぞろいの実力派同士の対決となった。

 序盤は攻め込むスイス、守るカメルーンという構図で試合が進む。スイスが細かいパスワークで切り崩せば、カメルーンがスピードあるカウンターを仕掛ける場面も見られ、一進一退の攻防が続く。

 30分を過ぎてからは、前線のシュポモティングを中心に、右サイドからファイが躍動。アフリカチームが攻勢を強めるが、スイスは粘り強く撥ね返し続けた。お互いに決定機を創出しながらも決め切れず、前半は0-0で終わる。
 
 均衡が崩れたのは後半開始早々の48分。先手を取ったのはスイスだ。右サイドから切り込んだシャキリの右足から放たれたクロスに、中央にいたエンボロがダイレクトが合わせてゴール。カメルーンにルーツを持つスコアラーは点を仰ぎ、控えめに喜びを表わした。

 その後もお互いに決定機を作るが、両守護神のゾマーとオナナの好守が光り、スコアボードは動かず。

 試合は1-0でスイスが勝利。68年ぶりの8強進出を目ざすスイスが、初戦で勝点3を獲得。カメルーンはW杯での通算8連敗を喫する結果となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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