FIFAワールドカップカタール2022でベスト8敗退に終わったブラジル代表のFWネイマール(パリ・サンジェルマン/フランス)が、悲痛な胸の内を自身の公式インスタグラム(@neymarjr)で明かした。
2002年の日韓大会以来20年ぶり6度目の優勝を目指し、今回のカタールW杯に臨んだブラジル代表。開幕からセルビア代表、スイス代表に連勝し早々と決勝トーナメント進出を確定させると、第3戦でカメルーン代表に敗れたものの、得失点差で2位チームを上回り、グループG首位通過を決めた。その後、決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)では韓国代表に4-1で快勝。しかし、準々決勝ではクロアチア代表にPK戦の末に敗れ、ベスト4進出を逃した。
今回が自身3度目のW杯となったネイマール。出場した3試合で2ゴール1アシストを記録するなど、強力攻撃陣を牽引する活躍を見せたが、またしても悲願のW杯制覇を逃す結果となった。同選手はクロアチア代表戦から一夜明けた10日に自身の公式インスタグラムを更新。現在の心境を次のように綴っている。
「僕は心理的に破壊されてしまった。自分にとって1番辛い敗戦であり、10分間は何も考えられず、体が震え、涙が止まらなかった。残念ながらこの痛みは長く続くことになるだろう。しかし、僕はチームメイトを誇りに思っている。最後まで戦い抜いたし、彼らの献身性と努力に不足はなかったからだ。僕たちは勝利に値するグループだったが、それはきっと神の意志ではなかったんだ」
「ピッチの中ではチーム全員の愛情を感じることができた。それに対しあらゆる犠牲を払う価値があったと思っている。代表チームを応援してくれたすべての人に感謝したい。残念ながら上手く行かなかった。この痛みは今後も長い間続くだろう」