日本はW杯で初の世界王者経験チームを撃破

 森保一監督率いる日本代表は、11月23日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第1戦でドイツ代表に2-1と逆転勝利を収めた。世紀の金星に、サッカー王国ブラジルのメディアも「ドーハの悲劇がドーハの歓喜へ」と伝えている。

 試合は前半33分、MFイルカイ・ギュンドアンのPKで先制され、0-1で後半を迎えた日本。後半30分にMF堂安律(フライブルク)が同点ゴールを奪うと、同38分にはFW浅野拓磨(ボーフム)が連続ゴールを叩き込んで2-1と劇的な逆転勝利を収めた。

 ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は、「日本はW杯で初めて世界チャンピオンを破り、男子サッカー史上最高の勝利を収めた」と森保ジャパンの戦いを称えている。

「ハリファ国際スタジアムでのドイツ戦で2-1と勝利したことは世界を驚かせたかもしれない。しかし、サムライブルーの可能性と進化を知っていた日本のファンは驚かなかった。それは何年も、何十年も積み上げてきた結果だった。『ドーハの悲劇』はこの日、『ドーハの歓喜』となったのだ」

 日本にとって渾身の勝利となったのは間違いないが、まだグループリーグ突破が決まったわけではない。27日のコスタリカ代表戦、12月1日のスペイン代表戦でも、ハイパフォーマンスを続けたいところだ。(FOOTBALL ZONE編集部)