【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループG】ブラジル2-0セルビア(日本時間11月25日/ルサイル スタジアム)
20年ぶり6度目の優勝を目指すブラジル代表を、悲運のアクシデントが襲った。67分、相手選手と交錯した際、右足首を強くひねった。その後も約12分間プレーは続けたものの、結局79分には足を引きずるようにして途中交代。後にベンチ内では涙を流したとも伝えられた。“ブラジルの至宝”とも表現されるネイマールは、次戦出場できるか。
ネイマールは今回が3大会連続3回目のワールドカップ出場。今大会で代表を退く可能性も示唆されており、ファンからすればネイマールのラストダンスを見逃すまいと、大きな注目が集まっていた。試合ではスローペースになった前半からもコーナーキックから直接ゴールを狙ったり、センス溢れる動きでセルビアゴールを脅かしたり、さすがは至宝という動きを見せ続けていた。
ところが後半にアクシデントが発生。ボールを競り合った際、相手選手の足に自身の右足が巻き込まれるような形になり、足首は強く外側にひねられた。サッカー選手としては避けられないプレーでもあるが、大事な初戦でフルタイム、問題なくプレーできなかったことは、この後にも不安は残る。ひねった後にもプレーを続けていただけに、重傷ではないと見られている。次戦は日本時間11月29日に行われるスイス戦。状態次第では、2戦目をパスして12月3日のカメルーン戦、さらにはチームメイトを信じて決勝トーナメントに備えるという選択もあるかもしれない。
(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)