FIFAワールドカップカタール2022の開催国であるカタール代表が、グループステージで大会を去ることが決定した。
ワールドカップ・グループA第2節が25日に各地で行われた。開幕戦でエクアドル代表に0-2で敗れていた“アジア王者”のカタール代表はセネガル代表と対戦。前半終了間際にブライユ・ディア、後半開始直後にファマラ・ディエディウにゴールを許し、2点を追いかける状況となった。78分にはモハメド・ムンタリがヘディングシュートを沈め、カタール代表の記念すべきワールドカップ史上初ゴールを決めたものの、84分には再びセネガル代表が得点。試合はこのままタイムアップを迎え、カタール代表は開幕2連敗となってしまった。
この結果、オランダ代表とエクアドル代表の一戦でオランダ代表が引き分け以上で試合を終えた場合、カタール代表の敗退が決定するという状況に追い込まれた。エクアドル代表が勝利すればなんとか首の皮一枚が繋がる状況だったものの、試合はドローで終了。オランダ代表、エクアドル代表ともに勝ち点を「4」に伸ばし、カタール代表のグループステージ敗退が決まった。
ワールドカップ開催国がグループステージで敗退するのはこれが2度目。2010年の大会で南アフリカ代表がグループステージで敗退となって以来、3大会ぶりの屈辱となってしまった。
なお、南アフリカ代表はグループ敗退となったものの、開幕戦ではメキシコ代表との一戦をドローで終え、第3節ではフランス代表に勝利している。これまで開催国が勝ち点を獲得できなかったケースはなく、カタール代表は29日に行われる第3節オランダ代表戦で意地を見せたいところだ。