サウジアラビア戦で初得点、W杯通算5試合目にして待望のゴール
ポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキはサウジアラビア代表と対戦した11月27日のカタール・ワールドカップ(W杯)のグループリーグ第2戦でゴールを決め、2-0の勝利に貢献した。W杯通算5試合目にしてようやく生まれた待望の初得点に涙を浮かべた34歳は「国歌斉唱の時点で感情的になっていた」と試合を振り返った。ポーランド代表チームの公式ツイッターがコメントを伝えている。
前半はややサウジアラビアに攻め込まれる展開だったポーランドだが、前半39分にレバンドフスキのラストパスからMFピオトル・ジエリンスキのゴールで先制に成功。そして1-0で迎えた後半37分、レバンドフスキがGKとの1対1を制して左足のシュートでネット揺らした。
これまで所属していたドイツ1部のボルシア・ドルトムントやバイエルン・ミュンヘン、今夏に加入したスペイン1部のFCバルセロナ、そしてポーランド代表でもこれまで驚異的な決定力を見せてきたレバンドフスキだが、W杯では前回のロシアW杯から4試合連続ノーゴール。通算5試合目の出場にしてようやく初ゴールとなった。得点が決まった後にはチームメイトに手厚い祝福を受けると、目には涙を浮かべた。
ゲームキャプテンも務める34歳は「国歌斉唱の時点ですでに感情的になっていた。今日はゴールと勝利のために戦った」と試合を振り返った。チームの勝利が最優先だったとしたうえで、自身の初ゴールへの意識も強かったようで、「今回が最後のW杯になるかもしれないことは理解している。だからこそ出場するだけではなく、ゴールを決めることに目を向けたかった」と語っている。
初戦でアルゼンチン代表を下して番狂わせを演じたサウジアラビア相手の勝利については「当然の結果。チームとしていい試合ができたので誇りに思う」と手応えを明かしつつ、最終戦に向けて「あと1試合、自分たちのベストを尽くさなければならない。最後まで戦う」と気持ちを引き締めていた。(FOOTBALL ZONE編集部)