セットプレーから同点ゴール許すも、終盤にエースが勝ち越しゴール

 カタール・ワールドカップ(W杯)のグループリーグ第2戦で前回王者のフランス代表とデンマーク代表が現地時間11月27日に対戦した。フランスがエースFWキリアン・ムバッペの2ゴールによって2-1で勝利し、今大会一番乗りでの決勝トーナメント進出を決めた。

 初戦からフランスは3人、デンマークは4人スタメンを変更してこの試合に臨んだ。4-2-3-1で前線に攻撃的な選手を多く配置するフランスに対し、デンマークはセンターバックを3枚起用する3-4-2-1のシステムでスタートした。

 フランスはムバッペが厳しいマークを受けるなかでトップ下のFWアントワーヌ・グリーズマン、右サイドのFWウスマン・デンベレを起点にチャンスをつくった。前半21分、デンベレのクロスから初戦でゴールを決めたMFアドリアン・ラビオがヘディングで合わせたが、デンマークの守護神GKカスパー・シュマイケルの好セーブに阻まれた。同40分にもデンベレのラストパスがフリーのムバッペに渡ったが、右足でのシュートは枠を捉えられなかった。

 なかなかスコアが動かない展開のなかで迎えた後半16分、フランスはDFテオ・エルナンデスとムバッペの2人で左サイドを突破。深い位置から折り返したエルナンデスのパスをムバッペが右足で押し込み、均衡を破った。

 しかし、デンマークも同23分にセットプレーからDFアンドレアス・クリステンセンが押し込み同点に。その後もお互いに決定機を迎える一進一退の展開となったが、同41分に再びムバッペがゴールネットを揺らし、フランスが勝ち越しに成功した。

 2連勝のフランスはこれでベスト16進出が決定。史上3か国目の連覇を目指す“レ・ブルー”が順調に白星を重ねた。(FOOTBALL ZONE編集部)