J2岡山在籍のオーストラリア代表FWデューク、チュニジア戦の決勝ゴールで脚光

 11月26日のカタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第2節でオーストラリア代表とチュニジア代表が対戦し、J2のファジアーノ岡山でプレーするFWミッチェル・デュークが決勝ゴールを決め、オーストラリアが1-0の勝利を収めた。スペイン紙「ラ・バングアルディア」は「日本のJ2ストライカーのおかげでオーストラリアが再起」と伝えている。

 前半23分、オーストラリアは攻撃を左サイドに展開するとゴール前にアーリークロスを供給。目の前の相手DFに当たってコースとタイミングが変わる難しいボールに対し、走り込んだデュークが巧みに頭で合わせた。ファーサイドに流し込むようなシュートが決まり、これが決勝ゴールとなった。

 記事では「日本のJ2ストライカーのおかげでオーストラリアがW杯で再起」と注目。「W杯は、予想外のヒーローが登場したり、無名のヒーローが登場したりと、いつも予測不可能なストーリーに満ちている。サウジアラビア対アルゼンチン、日本対ドイツといった大舞台にだけ登場するわけではない」と語り、デュークにスポットライトを当てている。

 現在31歳のデュークは2015年から19年まで清水エスパルスでプレー。その後は母国やサウジアラビアのクラブを渡り歩き、21年から岡山に在籍している。「日本の2部リーグで活躍するストライカー、ミッチェル・デュークは、チュニジアのゴールを背にした美しいヘディングで、12年ぶりのW杯勝利をもたらした。このゴールにより、サッカルーズはワールドカップで再起した」と伝えている。

 12年ぶりにW杯で勝利を手にしたオーストラリア。J2ストライカーがこの日の話題をさらった。(FOOTBALL ZONE編集部)