現地時間11月27日、カタール・ワールドカップのグループステージ(E組)第2戦目で、日本代表はコスタリカ代表と対戦。試合は0-1で敗れた。

 日本のスタメンは、GKは権田修一、4バックは長友佑都、板倉滉、吉田麻也、山根視来、ダブルボランチは遠藤航、守田英正、2列目は堂安律、鎌田大地、相馬勇紀、1トップは上田綺世というラインナップだ。

 前半は0-0。時間の経過とともに、日本は敵陣に押し込む回数を増やしたが、コスタリカの堅守に手を焼く。ラストパスが微妙にズレたり、敵の素早い寄せに苦しめられたり、思うようにフィニッシュに持ち込めなかった。

 迎えた後半、森保監督は長友と上田をベンチに下げ、浅野拓磨と伊藤洋輝を投入。後半に逆転した初戦のドイツ戦と同様、ハーフタイムに動いた。

 46分、日本はさっそく好機を得る。GKナバスに止められたものの、守田がエリア外から際どい左足シュートを放つ。43分にも遠藤、浅野が立て続けに相手ゴールに迫る。

 攻勢を強める日本。CKをクリアされても、すぐさまセカンドボールを回収し、二次攻撃につなげていく。

 57分、相馬が左サイドからカットインし、右足を振る。スタンドを沸かせたが、シュートは枠を捉えない。
 
 61分には、遠藤がドリブルで切れ込み、相手のファウルを誘って、ペナルティアークでFKを獲得。その間、山根を下げて、三笘薫を投入する。そしてこのFKは相馬をキッカーが務めるも、シュートはバーの上に。

 67分には堂安の代わりに、伊東純也が途中出場。その伊東が70分、自慢の突破で相手のファウルを誘い、再び、ペナルティアーク付近でFKを獲得。今度は鎌田がキッカーを任されるが、壁に弾かれる。

 チャンスを作りながらも、なかなかモノにできない。そして、81分、一瞬の隙を突かれてゴールを割られてしまう。相手の攻撃を一度ははね返すも、小さかったクリアを拾われ、その流れからフレールに決められる。権田は懸命な反応でボールに触ったが、止められなかった。

 南野拓実も投入されたなか、終了間際の反撃も空しく、最後までスコアを動かせなかった日本が、悔しい敗戦を喫した。2戦を終えて1勝1敗。現地時間12月1日に行なわれるGS最終戦で、日本はスペインと、コスタリカはドイツと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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