コスタリカ戦で見せた攻撃力をどう評価する

FIFAワールドカップ・カタール大会グループステージ初戦でコスタリカ代表を7-0のスコアで粉砕したスペイン代表の攻撃力は本物なのだろうか。

コスタリカ戦ではライプツィヒFWダニ・オルモ、レアル・マドリードFWマルコ・アセンシオ、バルセロナFWフェラン・トーレス(2点)、MFガビ、パリ・サンジェルマンMFカルレス・ソレール、アトレティコ・マドリードFWアルバロ・モラタがネットを揺らしているが、この中にクラブでゴールを量産している者はいない。

オルモは今季ブンデスリーガ10試合で1ゴール、アセンシオはレアルでポジションを確保しているわけではなく、ここまでリーグ戦1ゴール。

トーレスもバルセロナでは思うように数字を伸ばせず2ゴール、モラタはここまでリーグ戦5ゴールだ。モラタはまだ数字が出ている方だが、スペイン代表はダビド・ビジャ&フェルナンド・トーレスが去ってから絶対的な点取り屋を欠いてきた。それは大会前にも指摘されており、コスタリカ戦でのゴールラッシュを予想していた人は多くない。

確かにコスタリカ戦でのパスワークは見事で、クラブとは異なる代表ならではの強さもある。アセンシオやフェラン・トーレスの良さは代表の方が出やすいとも考えられるが、果たしてコスタリカ戦で見せた7ゴールの攻撃力は本物なのか。

データサイト『WhoScored』も予想外の攻撃力とコスタリカ戦を振り返っており、あの勢いが継続されるのか注目している。今夜のドイツ戦は1つのテストの場となりそうだが、スペインの攻撃は再び爆発するだろうか。