現地時間11月27日、日本代表はカタール・ワールドカップのグループステージ第2戦でコスタリカと戦い、0-1の敗北を喫した。

 初戦ドイツ戦で快勝を飾った森保ジャパンを絶賛していた、ブラジルメディア『globo』の日本通、チアゴ・ボンテンポ記者は、コスタリカ戦の負けに絶句。「天国から地獄へ。日本代表はコスタリカの“復活”を手助けし、信じられないような黒星を喫してラウンド16進出を決めるチャンスを台無しにした」と嘆いている。

「W杯で史上最高の偉業を成し遂げた後、今日、最大の恥辱が訪れた。そう、最大の恥ずかしさだ。1998年のジャマイカ戦、2006年のオーストラリア戦、2014年のコートジボワール戦で負けた時の悔しさを大幅に上回る敗北。勝てば決勝トーナメントへの扉が開きかけていた。

 ドイツ戦と同じように、前半の作戦は上手くいかなかった。日本はリスクを恐れてか、ほとんど前に出なかった。目を覚ましたのは後半になってからだが、森保監督は変化に迷っていた。三笘を出すのは間違いなく遅すぎた。彼はほとんど使われなかった」
 
 そして、「81分に吉田麻也が出したパスを守田英正が上手くコントロールできず、相手に渡してしまった。そこで放たれた唯一のシュートが決勝点となり、日本のDFにとって恥ずかしい瞬間となってしまった」と綴っている。

 また、采配については森保監督を明確に批判している。

「彼はまだ難しいことをやりたがっている。この試合で、何人かの選手の体力が100%ではないかもしれないのに、フルメンバーで出場しなかったのはショッキングな決断だった。前半のドローで満足したような姿勢、後半の勘違いした交代劇は最悪の形で罰が当たった。ドイツ戦で彼は、この4年間で見たことのない勇姿を見せた。そして今日、今度はその報いを受けた。勝とうとはせずに予選突破を目ざした。それで罰を受けた」

 そして、10点満点の採点では、森保監督にこれまでに付けたことのない「0」点の評価で、寸評では「天才からロバへ変化した」と辛らつに批評した。

 そのほか、選手たちにも軒並み「4.5」~「6」という低めの点数を付け、「最終戦のスペイン戦で挽回できなければ、日本はおそらく敗退する。状況は複雑になってしまった」と綴っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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