現地時間11月27日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループステージ(E組)第2試合目で、日本はコスタリカと対戦し、0-1で敗れた。

 初戦で強豪ドイツを破り、勢いに乗っていただけに、日本国内では楽勝ムードも漂ったが、いざ蓋を開けてみれば、世界的名手ケイラー・ナバスを中心とした堅守を前に攻撃陣が沈黙。81分にケイセル・フレールにワンチャンスをモノにされ、あえなく黒星を喫した。

 それから2時間後――。カタールではさらなるサプライズが起こった。FIFAランキング2位の優勝候補ベルギーが、モロッコに大金星を献上したのだ。2-0の快勝で下剋上を果たしたモロッコは、24年ぶりのW杯での勝利となった。

 ツイッター上でもこの“連鎖”は話題となり、日本のファンからは次のようなコメントが集まっている。
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「サウジ、日本に続きモロッコ金星とは。ワールドカップはわからん」
「今大会番狂わせだらけでほんまカオス」
「ベルギーがモロッコに負けたって。そんなん日本ももう1回って期待してまう」
「ベルギーには申し訳ないけど、ちょっと元気でた」
「ベルギーが負けたから日本の敗戦の衝撃がだいぶ薄れるな」
「日本もこんな感じでスペインに勝って欲しい」
「モロッコがベルギーに勝ったので日本もスペインに勝てる気がしてきた!」

 なお、E組の日本は、決勝トーナメントに進出した場合、ベルギー、モロッコ、クロアチア、カナダが入るF組から勝ち上がったチームと1回戦で対戦する(1位の場合はF組2位と、2位の場合はF組1位と)。

 ゆえに前回大会で悲願の8強進出を阻まれたベルギーとの再戦が、最も現実的なカードとして考えられていたが、今回の波乱を受け「日本2位通過したとしてベルギーじゃなくてモロッコになるかも」「無難にベルギーとクロアチアかと思ってたら敗退もありえる」といった声も上がっている。

 森保ジャパンは、グループステージ最終戦で再び欧州の大物相手に番狂わせを起こし、カタールW杯をさらに混沌とさせられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部