【日本代表総評】

「4バックでスタートし、前半途中から3バックに変更。交代カードを切り、なんとか相手の守備を打開しようとする狙いは感じました。でも攻撃が単調で、自陣に引いた敵を崩し切れない。永遠の課題がまた出てしまった」

<先発出場>
GK
12 権田修一 5.5
「ピンチらしいピンチは少なく、ワンチャンスを決められたのは悔やまれます。失点シーンだけにフォーカスしてしまうと、触っていただけに、なんとか防いでほしかった」

DF
2 山根視来 5(62分OUT)
「守備では奮闘していたけど、攻撃面が物足りなかったかなと。本来なら神出鬼没に顔を出し、違いを作り出せる選手。立ち位置を変え、自分なりに局面を打開しようとしていたとはいえ、深いところまで行ってクロスを上げたのは一回くらいで、それも得点にはつながらなかった。もっと大胆にプレーしてほしかった」

DF
4 板倉 滉 6
「もう少し、縦パスを入れてほしかった。ただ、カウンター対策でリスク管理はできていて、前に運ぶプレーも多少なりとも見せてくれた。役割は果たせた」
 
DF
22 吉田麻也 5
「守備の統率はできていました。でも、81分のシーンにフォーカスしてしまうと、中途半端なプレーが失点に直結した。シンプルにクリアでも良かったのでは」

DF
5 長友佑都 5.5(HT OUT)
「戦術的な途中交代だと見ています。前半途中から3バックの左もやって、守備時は相手の突破を許していなかったし、しっかり、バランスを取ってプレーしていた」

MF
6 遠藤 航 5.5
「守備の強度はさすがで、後半はシュートシーンもありましたし、広範囲をカバーしていた。ただ、疲れがあったとも見えました。もっと勝負のパスを入れても良かったのでは」

MF
13 守田英正 5.5
「遠藤選手とのバランスを考えながら立ち位置を取っていた。そこはこだわっているように見えました。ボールはよく動かしていた」

【W杯PHOTO】まさにスタジアムの華! 現地入りしたワールドクラスたちの妻、恋人、パートナーら“WAGs”を一挙紹介!




MF
8 堂安 律 5(67分OUT)
「前半からハードワークして、献身的なプレスバックもできていた。ただ、攻撃ではゴールに絡めず、運動量はあったけど物足りなさが残る」

MF
15 鎌田大地 5
「期待が大きかっただけに、らしくなかった。ミスもありましたし、疲れからかテンポも上がらなかった。ボールが入らなかったとはいえ、後半はフラストレーションが溜まっているようにも見えた。技術が高いだけに、終盤のチャンスも決めてほしかった」

MF
24 相馬勇紀 6(82分OUT)
「献身的に動いていたけど、FKは決めてほしかった……。ただ、ワールドカップのデビュー戦とは思えないくらい前半から前向きに良いプレーを見せた。アップダウンしてハードワークもできていた」

FW
21 上田綺世 5(HT OUT)
「不完全燃焼かなと。ボールを収めてほしいタイミングでのパスもあり、前線で起点を作れていなかった」
 
<途中出場>
DF 伊藤洋輝 5(HT IN)
「消極的なバックパスが多かった。左足のフィードもそんなになかったかなと。あと、三笘選手との連係が噛み合っていなかったとも感じました。試合に上手く入りきれなかったように見えた」

FW
18 浅野拓磨 5.5(HT IN)
「アグレッシブに前から行っていたし、出し手が感じていなかっただけで、結構裏抜けを狙っていた。そこの積極性は感じた。らしさは出したかなと」

MF
9 三笘 薫 6(62分IN)
「ボールを持つと何かアクションを起こしてくれる。後半に2回、チャンスを作った。唯一、違いを作れた選手だった。可能性を感じた」

MF
14 伊東純也 5.5(67分IN)
「右サイドの攻撃を活性化した。気持ちも感じました。ただ、得点に絡めなかったのはマイナスポイントに」

MF
10 南野拓実 ー(82分IN)
「短い出場時間で難しい状況でしたが、なんとか打開しようという気持ちは感じました」

監督
森保 一 5.5
「5人の交代カードを切り、前半の途中からシステムを変更し、積極的な姿勢は見れました。ただ、結果がついてこなかった」

※MAN OF THE MATCH=この試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

構成●サッカーダイジェスト編集部