FIFAワールドカップカタール2022・グループE第2節の2試合が27日に行われた。
日本代表はコスタリカ代表と対戦。試合は序盤から日本がボールを保持する展開となったものの、コスタリカ代表の5バックを攻略しきれない。1点を挙げられずにいると、81分にはコスタリカ代表のケイセル・フレールに“ワンチャンス”を仕留められ、0-1で敗北を喫した。一方、スペイン代表とドイツ代表の“強豪対決”は、62分に左サイドからのクロスボールをアルバロ・モラタが押し込み、スペイン代表が先制。それでも、83分にドイツ代表のニクラス・フュルクルクが同点ゴールを決め、試合はドローで終了した。
第2節終了時点でのグループE順位表は下記の通り。
■順位表
※()内は勝ち点/得失点差
1位:スペイン代表(4/+7)
2位:日本代表(3/0)
3位:コスタリカ代表(3/-6)
4位:ドイツ代表(1/-1)
この結果、日本代表が決勝トーナメントに駒を進めるには、最終節のスペイン代表戦で引き分け以上の結果が必要不可欠となった。勝利した場合は他会場の結果を待たず、自力でグループステージ突破を決められる。
一方、引き分けで終わった場合は少々複雑だ。コスタリカ代表とドイツ代表の一戦が鍵を握る。同試合でコスタリカ代表が勝利した場合、スペイン代表とコスタリカ代表が決勝トーナメント行きの切符を獲得する。引き分けで終わった場合は、現時点での上位2チームであるスペイン代表と日本代表が進出。コスタリカ代表が敗れた場合、日本代表とドイツ代表が得失点差を争うことに。具体的には、ドイツ代表が2点差以上で勝利した場合、ドイツ代表の突破が決定。1点差での勝利だった場合は総得点での争いとなり、総得点も並んだ場合は直接対決の結果が考慮される。現時点で両チームともに得点数は「2」のため、日本代表は最終節でドイツ代表と同じ、またはそれ以上の得点数を記録して引き分ければグループ突破が確定する。
グループEでは全チームに突破の可能性が残されている。運命の最終節は12月1日の日本時間28:00(現地時間22:00)にキックオフ予定。日本代表とスペイン代表、コスタリカ代表とドイツ代表が対戦する。