FIFAワールドカップカタール2022・グループE第2節が27日に行われ、日本代表はコスタリカ代表と対戦。0-0で迎えた81分にケイセル・フレールに決勝点を奪われ、0-1で敗れた。
初戦のドイツ代表戦で番狂わせを起こした日本代表が、スペイン代表に0-7で敗れていたコスタリカ代表に敗れたことを受け、大手メディア『ESPN』は「日本のゲームプランが何であったかを理解するのは困難だ」と伝えた。
そして、「ボールは保持していたものの、ウィングでの突破ができなくなった時の代替策を彼らは見つけようとはしていなかったようだ」ともつづり、日本代表の森保一監督が選択した采配を疑問視した。
日本代表はドイツ代表戦からスタメンを5人変更。酒井宏樹、田中碧、久保建英、伊東純也、前田大然に代えて、山根視来、守田英正、堂安律、相馬勇紀、上田綺世を先発に起用した。
この選手変更に『ESPN』は「ドイツ戦で同点ゴールを挙げた堂安を起用した理由は理解できるが、三笘薫、浅野拓磨、南野拓実が控えているなかで上田と相馬の起用を合理化することは困難だった」と指摘。「実際に鎌田大地を含めた堂安、上田、相馬はほとんど一緒にプレーしたことがないカルテットのように前半を過ごした」と問題点を挙げた。
また、後半開始と同時に長友佑都に代えて伊藤洋輝、上田に代えて浅野を投入したことで「ドイツ戦と同じように息を吹き返した」と評価。「日本で最も楽しみな選手である三笘が投入されるまで1時間かかったが、問題を引き起こし始めるのにそこまで時間は必要なかった」と三笘の影響力を称えながら、「日本にとって残念だったのは、ただ彼1人が目的のために戦っていたことだった」と他の選手は機能していなかったとつづった。
そして、『ESPN』は「日本は今、眠りから覚めないといけない」とドイツ代表を破ったにもかかわらず、すべてが元に戻ってしまったことを強調しながら、「日本が決勝トーナメントに駒を進めるには、木曜日(12月1日)にスペインを相手に結果を出すという気の進まない仕事をしなければならない」と突破に向けて難しい試合が残っていることを伝えた。