現地時間11月27日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループステージ(E組)第2節で、日本代表はコスタリカ代表と対戦。押し込みながら点を奪えずにいると、終了間際の81分にケイセル・フレールにワンチャンスをモノにされ、0-1で敗れた。

 FIFAランキングでも日本がわずかに7位上と、「コスタリカに金星献上!」と言うほど、そもそもの実力に差があったわけではない。しかし、片や初戦でドイツを撃破して絶好調、片やスペインに0-7で大敗して意気消沈という、あまりに明確なコントラストがあっただけに、世界中でセンセーショナルな敗戦として受け止められている。

 それだけに日本に“心中”した結果、大損したサッカーファンもいたようだ。オーストラリアのベッティング会社『TAB』は決戦前に公式ツイッターで、「日本のコスタリカ戦での勝利に18万1482ドル(オッズは1.5倍)をベットした顧客がいる」と報告していたのだ。
【W杯PHOTO】日本 0-1 コスタリカ|終始ボールを握るも得点奪えず…一瞬のスキを突かれ失点し完封負けを喫する
 しかし、信じて疑わなかったサムライ戦士たちは、北中米の雄を前にあえなく撃沈。およそ9万ドルの利益を得るはずが、逆にその倍の損失を被ってしまったのだ。

 なお、『TAB』は第1節でアルゼンチンが世紀のジャイアントキリングを食らう直前にも、「ある顧客がアルゼンチンのサウジアラビア撃破に16万ドルも賭けた」と情報を伝えていた。波乱続出のカタールW杯が、勝負師たちを翻弄している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部