FIFAワールドカップカタール2022・グループH第2節が28日に行われ、ガーナ代表が韓国代表を3-2で下した。
連敗すれば敗退が決まる状況で試合を迎えたガーナ代表は、前半に2得点を奪ってリードで折り返す。58分と61分にチョ・ギュソンのゴールを許して追いつかれたものの、68分にモハメド・クドゥスのこの試合2点目で勝ち越し成功。終盤は韓国代表の猛攻を受けたが、体を張った守備で逃げ切り、3-2で勝利した。
ガーナ代表は初戦のポルトガル代表戦でも、敗れはしたものの2-3の打ち合いを演じた。データサイト『Opta』によると、2試合連続で「3-2」のスコアとなったのは、W杯史上4チーム目。2010年のウルグアイ代表、1994年のドイツ代表、1934年のスイス代表と並んだ。
また、第2節終了時点で得点、失点ともに「5」ずつとなった。イギリスメディア『BBC』によると、最後にW杯の開幕2試合で得点と失点が「5」を超えたチームは、1982年のハンガリー代表とスコットランド代表まで遡る。
派手な結果に目が行きがちだが、イギリスメディア『スカイスポーツ』は“ブラック・スターズ”の得点効率の良さにも注目している。韓国戦では枠内シュート3本すべてをゴールに結びつけ、ポルトガル戦でも枠内シュート3本で2ゴールを奪ってみせた。総シュート数も決して多いわけではなく、韓国戦では7本、ポルトガル戦では8本だった。
ちなみに、W杯で1試合3得点以上を挙げたのは、ガーナ代表史上初の出来事となる。W杯では現在7試合連続でゴールを記録しているが、1994年から1998年にかけてナイジェリア代表が達成した8試合連続ゴールのアフリカ勢最長記録を更新することは果たしてできるのだろうか。
12月2日の最終戦では、堅守のウルグアイ代表と対戦するガーナ代表。同試合でもゴールショーが見られることになるのか、要注目だ。