今週中にも所属するレアルで練習に復帰する見通し

 フランス代表はカタール・ワールドカップ(W杯)でグループリーグ2連勝を飾り、1試合を残してベスト16進出を決めた。そうしたなか、大会前に負傷で離脱していたスペイン1部レアル・マドリードのFWカリム・ベンゼマが、決勝トーナメントで復活する可能性があるとフランスメディアが報じている。

 2022年度のバロンドールを受賞したベンゼマは当初、今大会のフランス代表メンバーに選出されていた。しかし、左足の負傷により開幕直前に無念のW杯欠場が決定。フランスサッカー連盟(FFF)はベンゼマの代わりとなる選手を招集せず、25名で今大会を戦っていた。

 しかし、ベンゼマは順調な回復を見せているようで、今週中にも所属するレアル・マドリードの練習に復帰する見通しだという。そして、フランスメディア「RMCスポーツ」はベンゼマがW杯に出場する可能性も残っていると伝えている。

 レポートよれば、ベンゼマは国際サッカー連盟(FIFA)の選手リストにまだ名前が残っており、25人で戦っているフランスが再びベンゼマを起用することはルール上可能だという。現時点ではあくまで可能性の話であり、最終的な決定権はFFFとディディエ・デシャン監督にあるとしている。なお、ベンゼマはこのままW杯に戻ってこなかったとしても、フランスが優勝した際には優勝メダルを受け取る権利を有しているという。

 今大会一番乗りで決勝トーナメント進出を決め、史上3か国目の連覇に向けて視界良好のフランス。さらにベンゼマが復活し、より盤石な布陣でトーナメントに乗り込むことになるのだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)