4シーズンをバルセロナでともに過ごしたメッシについてコメント
カタール・ワールドカップ(W杯)は、現地時間12月18日に決勝戦を行う。決勝では前回大会王者のフランス代表と2大会ぶりの決勝進出を果たしたアルゼンチン代表が激突する。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシのW杯最後の試合としても注目を集める一戦を前に、フランス代表FWウスマン・デンベレがバルセロナでチームメイトだったメッシとのエピソードを語った。英紙「メトロ」が報じている。
デンベレは、2017年に1億3550万ポンド(約225億円)の移籍金でドイツ1部ドルトムントからバルセロナに加入した。そこからメッシがフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)へ移籍する2021年まで、2人は4シーズンをバルセロナでともに過ごした。
バルセロナに適応するうえで、メッシの存在が重要だったとデンベレは語る。「20歳で(バルセロナに)到着して、僕は自分ですべてをやろうとしていた。そんな僕に、彼は落ち着くように言い、ドリブルをしていい時とパスを出すべき時があると教えてくれた。僕はバルセロナで素晴らしい4年間を過ごしてきたが、彼はイニエスタと並び、僕にバルセロナを大好きにさせてくれた選手だった。ロッカールームで彼はとてもシンプルで、若手が大好きなんだ」と、チームメイトとしての一面を語った。
そして、「ロッカールームで僕は彼の隣に座っていて、すごく助けてもらった。とても危険だから、可能な限り彼がボールに触らないようにしないといけない」と、対戦相手として強い警戒心を示している。
フランス代表には、スペイン1部レアル・マドリードのFWカリム・ベンゼマが合流する可能性も報じられているが、「僕は知らない。監督じゃないからね。判断をするのは彼だ。僕はベンゼマが怪我をしていると思っているし、それ以上は説明できないよ」と、コメントした。
バルセロナでメッシが一時代を築いた右ウイングでプレーするデンベレ。W杯決勝の舞台で、お世話になった先輩に恩返しとなる活躍を見せることができるだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)