【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループG】カメルーン3-3セルビア(日本時間11月28日/アルジャノブ スタジアム)

 サッカーの試合でプロレス技の“アイアンクロー”が炸裂した。競り合いの中でカメルーン代表DFが体を入れようとした瞬間、セルビア代表MFの顔面に手がヒット。故意ではないと同情の声や「これは完全に掌底」など危険なプレーであるとの認識で視聴者の意見が割れた。

【映像】カメルーンDFのアイアンクローが炸裂

 0-0で迎えた24分、セルビア選手が右サイドの前方にボールを出すと、ヌクルとジブコビッチがボールを追った。体を入れてゴールキックにしたいヌクルと、ボールを残したいジブコビッチはゴールライン付近で激しく競り合っていたが、結局ヌクルの手がジブコビッチに入ったとして主審はホイッスルを吹いた。

 リプレイで確認すると、ヌクルの左手がプロレス技のアイアンクローを思わせるような形でジブコビッチの顔面にヒットしていた。このプレーに対してヌクルにはイエローカードが提示されている。

 ABEMA解説の鄭大世氏はこの判定に持論を展開。リプレイ映像を見た上で「これくらいだったらカードはかわいそうかな」と指摘しつつ、「手が当たって大袈裟に倒れたらイエローカードを出してくれるみたいな風潮がある」とする元FWならではの見解を語った。

 さらに「手の甲だから痛くないはず」としつつ、「でもファウルをもらうためにああやって倒れてイエローカードまで出てるから、セルビアの選手としてはらかなり得した気分」とヌクルに同情的なコメントを残した。

 とは言え、ジブコビッチの顔に手が入っていたのも事実。ABEMA視聴者からは「バイオレンスサッカー」「目にかかったら痛い」「完全に掌底かましてる」といった意見が聞かれた。(ABEMA/FIFAワールドカップ カタール 2022)