韓国に3-2で勝利、ガーナのファンが試合後のスタンドで見せた行為に海外注目

 現地時間11月28日のカタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグH組第2戦で韓国代表とガーナ代表が対戦し、ガーナが3-2と勝利した。試合後、日本代表のサポーターを手本にしたガーナのサポーターたちがゴミ拾いをする姿が目撃され、海外メディアは「ガーナのファンに拍手、日本がお手本」と伝えている。

 試合は撃ち合いの様相を呈した。前半24分にDFモハメド・サリス、前半34分にMFモハメド・クドゥスの連続ゴールでガーナが2-0とリードした一方、後半13分と同16分にFWチョ・ギュソンの連続ゴールで2-2の振り出し。一進一退の攻防が続くなか、同23分にクドゥスにこの日2ゴール目を決めて勝負は決し、ガーナが3-2と競り勝った。

 試合後のスタンドでゴミ拾いするファンの姿が見られたとコロンビアメディア「futbolete」が報じている。記事では「ガーナのファンに拍手、日本がお手本」と特集しており、「ガーナのファンは、敬意と礼節を示している。韓国戦のあとの彼らの行動は見過ごせない」と言及。さらに「日本の選手とファンをお手本に、自分たちの教訓にする。いつの時代も必要とされる、ちょっとした一般教養だ。まずは日本、そして今ガーナのファンが最高のお手本を見せてくれている」と続けた。

 ガーナのファンが勝利の余韻に浸りながらもゴミ拾いに励む動画を紹介。「まずは日本、そして今度はガーナのファンが最高のお手本を見せてくれている。アフリカのチームが韓国に3-2と勝利した後、観戦していたスタンドにゴミなどを捨てて去ることはなかった」と説明を加えた。

 過去のW杯をはじめ、今大会の開幕戦や日本戦で脚光を浴びていた日本ファンのゴミ拾い活動。他会場ではモロッコ代表やイラン代表のサポーターがゴミ拾いする姿も見られ、各国メディアが取り上げていたなかで着実に広がっており、“日本効果”は絶大のようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)