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【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループB】イラン0-1アメリカ(日本時間11月30日/アルトゥママ スタジアム)

 待望の先制点に歓喜する選手、大歓声を送るサポーター。しかしゴールを決めたヒーローはその場にいない。自分の身を挺してゴールを奪ったことで負傷。視聴者からは同情の声があがった。

【映像】アメリカの至宝・プリシッチ魂の先制点

 アメリカ代表の先制点は38分に訪れた。相手陣内の中央でボールを受けたマッケニーが右の奥へとロングボールを蹴り込む。このボールをデストが頭で折り返すと、そこに飛び込んだのはプリシッチだった。

 デストの折り返しを読んで、トップギアでボックス内に侵入。イランの選手たちよりも先にポジションを取ると、最後は落ち着いて蹴り込んだ。

 待望の先制点に歓喜するアメリカの選手たち。プリシッチの元に集まり喜びを分かち合おうとするも、主役が起き上がらない。ゴールの中でうずくまって倒れたままになっていた。

 実はボールを押し込んだ場面で、イランのGKベイランバンドの膝が、プリシッチの腹部を直撃。悶絶して立ち上がることができなくなった。

 このシーンを見たABEMAの視聴者は「これはいい崩し」「ついに試合が動いた」とゴールを喜ぶ。一方で「ヒザが入ってるな」「身を挺して点を取る」「自爆か?」「プリシッチ大丈夫?」など心配の声もあがった。

 なおプリシッチは治療後にプレーを再開させたが、ハーフタイムで交代となった。エースを欠くアメリカだったが、このゴールを守り切ってラウンド16進出を決めている。
(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)