カタールワールドカップ開幕前に負傷離脱したフランス代表FWカリム・ベンゼマについて、まもなくチームのトレーニングに復帰するとの噂が流れていたが、それは白紙になりそうだ。フランス代表を率いるディディエ・デシャン監督は同選手の復帰説を否定したと、フランスメディア『フランス24』が報じた。

　レアル・マドリードに所属するベンゼマは昨季、公式戦46試合に出場し44得点15アシストを記録。UEFAチャンピオンズリーグ（CL）とラ・リーガ制覇に貢献し、自身初のバロンドールを受賞している。そして、カタールワールドカップに挑むフランス代表メンバーに選出されたが、左大腿直筋の損傷により、フランスサッカー連盟が同選手のW杯欠場を発表していた。

　誰もがベンゼマのW杯欠場を確信していたが、突如としてフランスメディア『RMCスポーツ』やフランスの『ユーロスポーツ』など、複数の海外メディアが、ベンゼマのW杯電撃参戦の可能性を報じ、現地時間12月1日に行われるトレーニングからベンゼマが合流するとの情報もあった。

　しかし、デシャン監督はベンゼマの復帰説について「そのようなことは私の頭の中にはない。誰が何を、どこで、どのように言っているのか知らないが、私はここにいる24人の選手だけに集中している。カリム・ベンゼマとは出発後に話をしたが、彼の状況や離脱期間については知っているはずだ」と否定している。なお、ベンゼマはインド洋上のレユニオン島で休暇を過ごしているようだ。

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