スペイン代表は日本時間12月2日未明、FIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)グループリーグ第3戦で森保一監督率いる日本代表と激突する。ここでは現地時間29日に行われたスペイン代表のトレーニングの様子を現地からリポートする。
スペイン代表の練習拠点であるカタール大学のグラウンドには、日本代表を追いかける多くのジャーナリストが集結。対戦相手の状況を探るべく、可能な限りの情報収集に努めていた。また日本人記者からは「Puedes hablar Español?(スペイン語が話せますか?)」と尋ねられた。
そんな日本メディアとは対照的にスペイン人記者の間にはそこまで焦りがない。落ち着いた雰囲気で練習を見学しながら時折笑顔を見せたり冗談を言うなど、どこか余裕を感じさせる。他国よりもグループリーグ突破の可能性が高いだけに、すでに決勝トーナメントの戦いについて考えている様子だった。
この日は、日本代表のトレーニングが17時開始。対してスペイン代表は日中に練習を実施したため、日本メディアもこぞってスペイン代表の練習場に訪れたのだ。ルイス・エンリケ監督や選手たちは予定よりもやや遅れてピッチに登場したが、記者たちは炎天下ですでに汗まみれ。カタールで夏の時期にワールドカップを開催したら大変なことになると感じた。
スペイン代表の選手たちは、ほほ全員が簡単なウォーミングアップを消化。ただMFロドリ(マンチェスター・シティ)とMFガビ(バルセロナ)は別メニューで調整。トレーナーの指導のもと、フィットネスバイクで汗を流していた。
(記者:ベーナム・ジャファルザデ)
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