【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループB】イングランド3-0ウェールズ(日本時間11月30日/ アフメド・ビン・アリー・スタジアム)

「絶対に負けたくない」という気持ちがそのプレーに溢れたのかもしれない。強烈なミドルシュートは完璧にゴールを捉えていた。そのコース上に立つディフェンダーの選択は、絶対に逃げない気迫の顔面ブロックだった。

【映像】顔面ブロックでピンチを救うネコ

ウェールズはスコアレスの展開で23分を迎えた。右サイドを突破され、イングランド代表FWラッシュフォードの強烈なシュートがゴールを襲う。シュートの軌道は完璧にゴールを捉えていた。しかし次の瞬間、そのコースに立ちはだかったネコが気迫の顔面ブロックを見せる。シュートの威力の高さによって思わず後ろに倒れることになるも、気合の入ったプレーがウェールズのピンチを救った。

ABEMAで解説者を務めた戸田和幸氏は「おでこだったんで顎とかよりは軽いかと思いますけど、これだけのボールを受けると衝撃が来ますからね」とネコを心配した。同じくABEMA視聴者からも「これはやばそう」「ネコ大丈夫?」「普通に脳が揺れる」とネコのプレーを心配するコメントが寄せられた。

結局、ネコは脳震盪の疑いにより36分にピッチを退くことになり、ウェールズも0-3のスコアでイングランドに敗戦。悔しい結果に終わったが、自分の身を挺してでもチームを救うために奮闘したネコの勇姿はウェールズサポーターの心に深く刻まれたのではないだろうか。

(ABEMA/FIFAワールドカップ カタール 2022)