現地時間11月30日に開催されたカタール・ワールドカップ(W杯)グループステージ(C組)の第3戦で、メッシを擁するアルゼンチン代表とレバンドフスキが牽引するポーランド代表が激突した。

 バルセロナの新旧エースの対決に注目が集まった一戦は、ここまで1勝1分けで首位のポーランド、1勝1敗で2位のアルゼンチンはともに、勝てば決勝トーナメント進出が決定する。

 序盤からボールを支配したアルゼンチンは28分にチャンス。だが、FWで起用されたアルバレスのシュートはDFにブロックされ、クリアボールを拾ったアクーニャが左足で狙うも、わずかにゴール右に外れる。

 33分には、ディ・マリアがCKから直接ゴールを狙うもユベントスの同僚GKシュチェスニーに惜しくも防がれる。

 その3分後にも、アルバレスが抜け出してGKと1対1になるも、決めきれない。しかし、そのこぼれ球をアルバレスが拾ってクロスを送り込むと、ヘッドで飛び込んだメッシがシュチェスニーのファウルを受け、オンフィールドレビューの末にPKを獲得。だが、メッシのキックはシュチェスニーに右手一本で防がれる。

 その後もアルゼンチンが猛攻を仕掛けるも、点を奪えないまま前半を終える。
 
 しかし、後半開始早々の46分、右SBモリーナのグラウンダーのクロスに、マク・アリステルが合わせ、ゴールに流し込む。三笘薫と同じブライトンでプレーするMFが大仕事をやってのけた。

 その後もメッシが圧巻の突破を見せるなど、アルゼンチンが一方的に押し込む展開。68分にはエリア内でパスを受けたアルバレスが右足を振り抜き、追加点を奪う。

 この時点で他会場のメキシコと勝点・得失点差・総得点で並び(直接対決は0-0)、フェアプレーポイントでリードするポーランドは攻撃に出ず、これ以上の失点を防ぐ策に出る。

 試合はこのまま2-0で終了。アルゼンチンが首位通過。メキシコ対サウジアラビアがが2ー1で前者の勝利に終わったため、勝点4でメキシコと並んだものの、得失点差で2位となったポーランドが決勝トーナメント進出を果たした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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