【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループC】ポーランド0-2アルゼンチン(日本時間12月1日/スタジアム 974)
まさに右足一閃。アルゼンチンの首位通過を決定付けるFWフリアン・アルバレスの一撃に、現地で観戦していた美女は感極まって涙を浮かべた。この得点は、グループCで16強入りを争うポーランドとメキシコの状況をより複雑なものにした。
アルゼンチンが1-0とリードして迎えた67分、ペナルティーエリア手前でMFフェルナンデスが浮き球のスルーパスを送ると、アルバレスが絶妙なランニングでスペースへと走り込む。そしてDFマティ・キャッシュを背負った状態から鋭い反転で前を向き、右足をコンパクトに振り抜いてファーサイドにシュートを突き刺した。
マンチェスター・シティで台頭するアルバレスの鮮烈なゴールにABEMAの解説・中山雅史氏は、「決して簡単ではないボールをしっかりとコントロールして自分でシュートが打てるところに置いている」と技術の高さを称えた。さらに視聴者も「レベルが違う」「完璧」「見事に崩した」と大絶賛。ゴール後の国際映像には、グループ突破を確信し、おそらくそれまでの母国の苦難の道のりを思い浮かべて涙ぐむ女性サポーターを映し出していた。
この時、グループCのもう1試合では、メキシコがサウジアラビアに2-0とリード。しかしアルゼンチンが2点目を奪ったことで、残り一枠を争っていたポーランドとメキシコは勝ち点、得失点、総得点、当該チーム同士の対戦成績が全くのイーブンという状況に。
この状況が動かないままでは、フェアプレーポイントで順位を決するという珍しい展開となったが、結局はメキシコが試合終了間際に失点を喫し、ポーランドが黒星を喫しながらも2位で通過することとなった。アルバレスの一撃は、様々な意味合いを持つ1点となった、
(ABEMA/FIFAワールドカップ カタール 2022)