ドイツとスペインを下した

FIFAワールドカップ・カタール大会を戦う日本代表はグループステージ全3試合を終え、2勝1敗、勝ち点6の首位通過で決勝トーナメント進出を決めた。

コスタリカには敗れたが、ドイツ、スペインというW杯優勝経験国を下しての16強入りであり、確実に今日本サッカーの歴史が動いている。

グループステージ第3節のスペイン戦も初戦ドイツ戦と同様に後半から日本はギアを上げた。堂安律と三笘薫を後半スタートから投入し、より球際での強さを高めていく。

この2人は大仕事をしてくれた。堂安はボックス外から素晴らしいミドルシュートを沈め、ドイツ戦に続き同点弾をゲット。そのシュートは強烈でウナイ・シモンははじき出すことができなかった。

得点こそなかったが、三笘も輝いていた。左ウイングバックという守備時は最終ラインまで下がるポジションだが、三笘は守備でも違いを見せられる選手だ。対峙するバルセロナのフェラン・トーレスを完封しており、1回のタックルと2回のインターセプトを成功させている。

攻撃でも三笘はもちろん活躍する。推進力のあるドリブルはスペインのDFでも止められず、押し込まれる日本の陣地を三笘が回復させてくれる。先発からプレイしても良い選手だが、森保一監督は短い時間で確実に活躍してもらうために、ここまで後半から起用している。このジョーカー起用が当たっており、より強度を増す日本のサッカーにドイツとスペインは適応することができなかった。

日本の交代策はこのW杯で大きな武器となっている。それほど日本の選手層が厚いということであり、クロアチアを破って8強入りする日本に期待だ(データは『SofaScore』より)。