現地時間12月1日に開催されたカタール・ワールドカップ(W杯)グループステージ(F組)の第3戦で、前回大会3位のベルギー代表はクロアチア代表と対戦。スコアレスドローに終わり、まさかのグループステージ敗退となった。

 第2戦でモロッコに敗れて1勝1敗の3位に転落したベルギーは、他会場のモロッコが早々にリードを奪ったため、勝つしかない状況に。だが、クロアチアに決定機を作られる。

 たまらず、後半頭から主砲のルカクを投入したものの、チャンスをことごとく決めきれない。そのルカクや主将のエデン・アザール、ケビン・デ・ブライネ、ティボー・クルトワや黄金世代の集大成として戴冠を狙った“赤い悪魔”は早すぎる終焉を迎えた。
 
 ベルギーメディア『HLN』は、不甲斐なく敗れ去った代表チームを酷評している。

「ラストダンスは遅すぎた。そして、美しくもなかった。レッドデビルズがカタールでセカンドギアから抜け出すことができたのは、クロアチア戦の最終段階に入ったときだけだった。遅すぎる。なんて罪だ」

 記事は「0-0のクロアチア戦で、後半に入ってきたルカクが3つのチャンスを逃し、ベルギーは去る。グループステージを勝ち抜くことさえできなかった、私たちの黄金世代は終わった」と続けている。

 黄金世代の象徴であるキャプテンのE・アザールが投入されたのは87分だった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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