現地12月1日、カタール・ワールドカップのグループE最終戦が行なわれ、日本代表は大国スペインと戦い、2-1の逆転勝利を収めた。通算2勝1敗の勝点6でグループ首位通過を果たし、2大会連続のベスト16進出を決めた。

 もうひとつのカードでコスタリカを4-2で撃破したドイツだったが、勝点4でスペインと並びながら得失点差で劣ったためグループ3位が確定。こちらは2大会連続のグループステージ敗退の憂き目に遭った。

 ドイツのサッカー専門誌『Kicker』は速報ページで日本vsスペイン戦を次のようにレポートした。

「大会前に誰がこのような結末を予想しただろうか。日本はドイツ戦と同じように、後半に入ってからペースを掴んで、あっという間に2得点を挙げてスコアをひっくり返した。スペインが終始主導権を握ったが最後はスタミナが切れ、パスワークにも切れがなくなってしまったのだ。日本は選手全員が自陣に籠って守備を固め、最後までリードを守り切った。
 
 そんな馬鹿な……と呟いても、これが過酷な現実だ。まさに、サムライがドイツを蹴落としたと言っていいだろう。終わってみれば初戦の躓きがすべてだったのだ」

 グループEを首位通過した日本は、ラウンド・オブ16でクロアチアと対戦する。現地12月6日、日本時間の24時キックオフだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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