ドイツ代表FWカイ・ハヴァーツが失意を口にした。ドイツ『DER SPIEGEL』が報じている。

2014年大会の王者としてカタール・ワールドカップ(W杯)に臨んだドイツ代表。前評判ではスペイン代表とともにグループE突破の本命と目されたが、3試合を戦って1勝1分け1敗の3位で敗退が決まった。

初戦の日本代表戦でまさかの逆転負けを喫したところから狂わされ、1日の最終戦でコスタリカ代表に勝利したものの、得失点差で涙をのむ結果に。2大会連続のグループステージ敗退の憂き目となった。

コスタリカ代表戦で2ゴールも報われなかったハヴァーツは同時刻キックオフの他会場でスペイン代表が日本代表に屈した結果に触れつつ、「あの日本戦がすべてを台無しにした」とベクトルを自国に向けた。

「スペイン代表のあのような結果は予想外だった。でも、僕らは自分たちを見つめ直す必要がある。これだけのクオリティがあるのだから、日本相手に負けることなんてあってはならない。あの日本戦がすべてを台無しにした。(日本戦の前半に)1-0でリードしたところで、もっとうまくやれるという感覚があったと思う。でも、そうはいかなかった」

「もちろん、誰もこんなにも悲惨な結果になるなんて思ってもなかったはず。日本戦では15分間のうちに2失点をしたけど、自分たちが招いたこと。2014年のW杯優勝で祭り上げられたのは明らかだけど、過去2大会のグループステージでノックアウトされているし、もうそういうチームではない。僕らは素晴らしいチームで、すべてを捧げたけど、不十分だった」