三笘の折り返しのシーンが海外で賛否
日本代表のカタール・ワールドカップ(W杯)ベスト16入りを懸けたグループリーグ最終戦でスペイン代表と対戦し、2-1で逆転勝利を飾った。MF田中碧が決めた2点目は、MF三笘薫の折り返しシーンがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の長いチェックの末インプレ―が認められゴールとなったが、海外では賛否が起こっている。この判定に対し、米スポーツ専門局「ESPN」の記者が見解を示している。
日本は前半に先制を許すも、守備を固めて0-1で耐えて後半へ。ハーフタイムに三笘とMF堂安律を投入した。すると同3分に前線で奪ったボールを堂安が豪快なミドル弾で沈め同点。さらに同6分にビックチャンスが生まれる。
ペナルティーエリア内から堂安が放ったボールが逆サイドへ。グラウンダーのボールに対し、三笘が左足を懸命に伸ばして折り返して中央の田中が押し込んだ。三笘が戻した時にゴールラインをボールが超えていたかが際どいシーンで、VARでのチェックに時間がかかっていたが、最終的にボールはラインを割っていないとして日本の逆転ゴールが認められた。
対戦国のスペインメディアやほか海外でも「これは誤審」「馬鹿げている」と厳しい声も挙がっていたなか、米スポーツ専門局「ESPN」記者のデール・ジョンソン氏は「確かにその証拠がある」と映像からVARの判定を支持している。
同氏はツイッター、同メディアの記事でこのシーンを取り上げ「最初主審はボールがアウトオブプレーだったとしてゴールを無効にした」と流れを説明し「確かにその証拠があり、ボールの一部がゴールラインと同じ高さになっている。ボールイン!」と画像付きで解説。「ドイツをW杯から脱落させるゴールであることが証明」と見解を示していた。(FOOTBALL ZONE編集部)