後半投入の堂安らが躍動…2点を奪い逆転勝利

 日本代表のカタール・ワールドカップ(W杯)ベスト16入りを懸けたグループリーグ最終戦でスペイン代表と対戦。1点ビハインドのなか、後半に2点を奪い、見事な逆転勝利で決勝トーナメント進出が決まった。この試合で同点弾を決めたMF堂安律の記録に海外も注目している。

 日本は前半11分に失点する苦しい立ち上がりだったが、0-1のままハーフタイムを迎えると、後半開始からMF三笘薫とMF堂安律を投入。するとまずは堂安が見せる。後半2分、前線のプレスで日本がボールを奪うとペナルティーエリア手前で堂安が左足を一閃。GKウナイ・シモンの手を弾く強烈なシュートが決まった。

 その後、同5分には右からの堂安のグラウンダーのボールを三笘が折り返し、最後はMF田中碧がゴールに押し込んだ。三笘のシーンがラインぎりぎりだったこともあり、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の確認が入り、時間はかかったが最終的にインプレ―だったとしてゴールが認められた。

 英データ会社「オプタ」によれば、同点弾の堂安は「ワールドカップの同一大会で複数得点を記録した日本代表史上4人目の選手」と紹介され、2002年(日韓大会)の稲本潤一、2010年(南アフリカ大会)本田圭佑、2018年(ロシア大会)乾貴士に続く記録だとした。

 また、英紙「デイリー・テレグラフ」では堂安のゴールについて「スーパーサブの堂安律がドラマチックな復活を呼び起こす」と賛辞を送っていた。(FOOTBALL ZONE編集部)