ウルグアイが4大会連続のグループステージ突破を逃した。12月2日、カタール・ワールドカップH組でガーナと対戦し、2-0で勝利。だが、他会場で韓国が勝利したことにより、勝ち点と得失点差でも並んだが総得点の差で韓国に届かなかった。

上写真=グループステージ敗退となり、涙を流すルイス・スアレス(写真◎Getty Images)

■2022年12月2日 カタールW杯H組(アル・ジャノブ)
ガーナ 0-2 ウルグアイ
得点者:(ウ)ジョルジアン・デ・アラスカエタ2

スアレスの奮闘も実らず

 ストライカーの引力がボールを引き寄せるようだった。26分、ウルグアイの右サイドからのクロスは相手DFに当たったが、まるで狙ったかのようにルイス・スアレスに届く。落ち着いて切り返した背番号9が右足を振ると、相手GKが防ぎ切れなかった一撃をジョルジアン・デ・アラスカエタが押し込んだ。

 32分にも、同じラインでウルグアイに追加点が生まれた。鋭い縦パスからつながったボールを、スアレスが右足アウトサイドを使ったパスで器用に渡す。受けたデ・アラスカエタが豪快にボレーを蹴り込んだ。

 だが、ウルグアイの冒険はここで終了した。後半から攻勢に出たガーナに手を焼き、3点目は奪えず。2-0で勝ちながらグループステージ敗退と、ここまでの2試合を無得点で終えていたつけが回ってくる形となった。

 スアレス、そして交代で入ったエディンソン・カバーニという看板FWは、現在そろって35歳。ウルグアイは強さを取り戻すために、変わっていかなければならないのかもしれない。

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