ドイツとスペインからふたつの大金星を奪取し、ワールドカップで2大会連続の決勝トーナメント進出を果たした日本代表。ラウンド・オブ16で対峙するのは、過去2度対戦して1分け1敗のクロアチアだ。

 現地12月2日、クロアチア代表のズラトコ・ダリッチ監督が記者会見に臨み、対戦する森保ジャパンへの印象を語った。「生易しい相手じゃないのは間違いない。スペインにもドイツにも先制されたのに諦めず、逆転したんだ。勝利するに相応しいチームだったよ」と持ち上げ、次のように言葉を続けた。

「日本はスピーディで選手個々の責任感が強い。そしてなにより、自分たちの力を信じ切っている。我々は慎重に試合を運ぶべきで、とりわけ守備面でミスをするようだと、彼らに罰を与えられるだろう。一瞬の隙も見逃さない、危険な、きわめて危険なチームだ。ドイツでプレーしている選手が多いようだね。もちろん、我々にもブンデスリーガでプレーする選手が多いわけで、情報収集を怠らないよ。
 
 日本には冷静沈着な指揮官がいて、選手たちはみずからを奢るようなコメントを発したりしない。実に謙虚だ。繰り返すが、日本はあのグループを突破するべくして突破した。4年前、彼らがベルギーと戦い、一時は2対0とリードした試合をよく覚えている。最終的には勝てなかったが、私は衝撃を受けた」

 快進撃を続ける日本代表に敬意を払いつつ、最大限の警戒を示した56歳。ベスト8を懸けた大一番は日本時間の月曜日、24時にキックオフされる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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