FWルイス・スアレス(クルブ・ナシオナル)らを擁するウルグアイ代表は2日、FIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)グループリーグ最終戦でガーナ代表を2-1で撃破。韓国代表に勝ち点4で並んだが、総得点差で及ばずグループリーグ敗退となった。そんな中、試合終了後にFWエディンソン・カバーニ(バレンシア)がVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の機器に八つ当たりしたことが話題を呼んでいる。

 ウルグアイ代表は初戦で韓国代表相手に引き分け。2戦目でポルトガル代表に0-2と敗れたことにより、ガーナ戦勝利がグループリーグ突破への絶対条件となっていた。そのガーナ戦では21分のガーナ代表PK失敗に救われると、MFジョルジアン・デ・アラスカエタ(CRフラメンゴ)が前半のうちに2ゴールを奪取。ただ後半アディショナルタイムの90+2分、左サイドからのスルーパスに反応したカバーニがペナルティエリアに走り込むと、相手選手に倒さされる。しかし主審はノーファウルと判定。2-0で試合が終わると、ウルグアイ代表の複数選手が審判団に抗議していた。

 一方で同時刻キックオフの韓国対ポルトガルは、韓国代表が2-1と勝利。これによりウルグアイ代表と韓国代表が勝ち点4で並んだが、総得点差で韓国代表がグループH2位に滑り込んだ。

 総得点差でグループリーグ敗退となっただけに、ウルグアイ代表選手による怒りは収まらない。カバーニは試合終了後、ピッチからロッカールームに引き上げる際、右手で拳を作りVARモニターをパンチ。

 世界中のフットボールを対象に話題性豊かな出来事を取り上げるツイッターアカウント『Out Of Context Football』によってVARモニターを倒した瞬間の動画が拡散されると、「罰金処分かな」、「PKとってくれなかったから気持ち分かる」、「八つ当たりはダメ」といったコメントが数多く寄せられている。