【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループG】セルビア2-3スイス(日本時間12月3日/スタジアム 974)

 今大会最多11枚のイエローカードが出る壮絶な試合となった。特に後半だけで9枚。後半アディショナルタイムにセルビア代表DFミレンコビッチとスイス代表ジャカが衝突した場面は、両者に警告が出され、両軍がピッチ上で入り乱れる乱闘騒ぎとなった。

 【映像】今大会最大の乱闘騒ぎもレフェリーにツッコミ「割って入って」

 試合終了間際にそのシーンは起こった。セルビア代表ミレンコビッチとスイス代表MFジャカがボールの奪い合いをめぐり衝突したことをきっかけに、両チームの選手たちがピッチに入り乱れ、暴走し、収拾がつかない乱闘騒ぎを起こしてしまった。

 前半2枚に対し、後半9枚のイエローが出された試合はバチバチだった。65分にはPK獲得をめぐってベンチの選手がピッチ上に乱入したり、81分には選手の頬から流血する騒ぎが起こったりするなど大荒れ模様。スイスがグループステージ突破条件を満たす中で、セルビアはなんとしてでもゴールを奪うために、死に物狂いでなりふり構わず戦っていた。

 問題のシーンでは、乱闘騒ぎのきっかけとなった2人にイエローカードが出され、喧嘩両成敗。この試合は合計11枚のカードが出され、1試合における今大会最多記録を更新した。

 ABEMAで解説を務めた玉田圭司氏は「レフェリーにもうちょっと割って入ってほしい(笑)」と試合をコントロールしきれていない審判にも言及。実況・草薙和輝アナウンサーも「審判が笛を吹いていますが選手が止まりません」と、混沌とした状況を伝えた。視聴者も「審判コントロールできてない」「大乱闘か」と、この試合で最も荒れ狂ったシーンに驚きを示し、いつまでも続く騒ぎを静観するよりほかなかった。
(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)