ジョー・コール氏もメディア内で見解「そんな振る舞いをするわけにはいかない」
ウルグアイ代表はカタール・ワールドカップ(W杯)のグループリーグH組最終戦でガーナ代表に2-0で勝利し、勝ち点で韓国代表と並んだが、総得点差で及ばずに敗退が決定。判定に不満を抱いたウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のモニターを殴る行為が海外で酷評されている。
ウルグアイは前半に2ゴールを奪い、そのリードを守って2-0で勝利。しかし、同時刻キックオフのカードで韓国代表がポルトガル代表に2-1で勝利したことで、韓国に総得点で及ばず無念の敗退となった。
カバーニは後半アディショナルタイム、ペナルティーエリアに侵入した際に相手と接触し転倒。得点が必要なウルグアイはペナルティーキック(PK)をアピールしたが、VAR介入後も判定はノーファウルとなり、試合はそのまま終了した。
試合後、ピッチを去る際にカバーニは主審が映像を確認するVARのモニターにパンチをお見舞いするシーンが目撃され、海外メディアでは大きな話題を呼んでいる。英メディア「ギブ・ミー・スポーツ」ではカバーニがペナルティーエリアで倒された際に「激怒した」と様子を伝え、「カバーニの怒りは、ピッチ上で見られた激しいシーンだけでは終わらなかった」とVARモニターを殴るシーンを紹介。「いずれ、カバーニに罰金が科されるかもしれない」と何かしらの罰則があるのではと危惧している。
さらに衛星放送「ユーロスポーツ」では元英代表MFジョー・コール氏のコメントを紹介。「無責任で酷い行為だ。サッカーの試合に負けるとフラストレーションを感じるが、冷静さを保たなければならない」とより強い口調で糾弾している。
「世界は見ているし、子供たちも見ている。そんな振る舞いをするわけにはいかない。また5、6人の選手がレフェリーの周りにいて、レフェリーを追い回しているんだ。これも良くないことだ」
失意の敗退となったなか、去り際のカバーニの行動に厳しい目が向けられているようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)