フランス代表キャプテンのGKウーゴ・ロリスが、カタール・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦のポーランド代表戦へ向けて意気込みを語った。

大会連覇を目指すフランス代表はグループDを首位通過し、4日に行われる決勝トーナメント1回戦でポーランド代表との対戦に。そんな最中、ディディエ・デシャン監督とDFバンジャマン・パヴァールの間に軋轢が生じていると伝えられ始め、同国ファンを中心に小さくない不安が広がっている。

スペイン『ムンド・デポルティボ』によると、チームを束ねるロリスは前日会見でこの件には触れず。その上で、チームが一丸となって戦わなくてはならないと述べている。

「戦いは新たなステージへと移った。勝てば次があるし、負ければ家に帰ることとなる。ここ(W杯)に残るためには、各々が可能な限りベストを尽くす必要がある。(ポーランド戦は)グループとしての力量が試される」

「繰り返すが、ミスは帰宅に直結する。このようなステージでリラックスできる瞬間はなく、肉体的にも精神的にも最高レベルでなくてはならない。それも90分間ずっとね」

直接の言及こそなかったものの、チームに結束を呼びかけた格好のロリス。自身も出場した2010年の南アフリカW杯ではチーム内の不和が決定的な要因となってグループステージ敗退を経験しているだけに、気が気でない部分があるのだろう。