韓国代表のGKキム・スンギュがポルトガル代表との試合を振り返った。韓国『SBS』が伝えた。

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2日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループH最終節が行われ、韓国はポルトガルと対戦した。

首位に立ちすでに突破を決めているポルトガルと、勝たなければグループステージ敗退となる韓国の一戦。試合は開始5分にリカルド・オルタにゴールを決められる苦しい展開となる。

早々に失点した韓国は27分にJリーグでもプレーしたキム・ヨングォンが同点ゴールを記録。しかし、その後はなかなか得点を奪えずに時間が経過。引き分けで終わるかと思われた。

しかし後半アディショナルタイムにファン・ヒチャンが劇的な逆転ゴール。これで勝ち越した韓国が逃げ切り2-1で勝利。ガーナ代表vsウルグアイ代表が0-2で終わったが、得失点差でウルグアイを振り切り、韓国が2位でグループステージ突破を決めた。

この試合でも韓国のゴールを守ったキム・スンギュ。今大会4失点をしているが、第2節のガーナ戦では3本のシュートしか許さない中で3失点とチームに貢献できていなかったが、それもあり準備を入念にしたと明かした。

「今日が最後の試合だと思って準備した。個人的にリードしていた試合でチームの役に立たなかった部分があったので、より一生懸命準備した」

「良い結果が、僕とチームメイトに申し訳ないと思う気持ちを減らしてくれた」

ポルトガルに劇的な勝利を収めた韓国。韓国は2010年の南アフリカ大会以来、3大会ぶりのベスト16進出となったが、キム・スンギュは初めグループステージ突破を自身で体験したことを喜び、終了時間がズレたガーナvsウルグアイの試合終了を待つのが長かったとした。

「直接ピッチに走って行ったが、その状況が信じられなかった。テレビでしか見たことがない光景に、その場にいられて良かった」

「本当に時間がこんなにも進まないものかと感じた。1秒、10秒でも長く感じられ、ウルグアイのチャンスが生まれた時には自分たちの試合よりもドキドキした」

その韓国はラウンド16ではブラジル代表と対戦。韓国は今年6月にフレンドリーマッチでブラジルと対戦しており、1-5で敗れていた。しかし、キム・スンギュはその経験が生きてくるだろうとした。

「僕たちはあの試合では失点をたくさんした(1-5で敗戦)。ただ、僕たちがやりたいサッカーをしていた」

「一度対戦したことがあるし、その部分では良い準備ができると思う」

また、パウロ・ベント監督がガーナ戦の退場によりベンチに不在。そのまま敗退するのは嫌だったと心境を語った。

「個人的には、最後になる可能性がある試合で監督がベンチにいないまま終わるのは嫌だった。最後の試合はみんなで一緒にやり遂げたいという思いで戦っていた」

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