サッッカー日本代表は3日、カタールワールドカップの決勝トーナメント1回戦・クロアチア代表戦に向けて練習を再開した。

　グループステージ最終戦でスペイン代表に勝利した翌日の2日はチーム練習がオフに。初のベスト8進出をかけた大一番へ、3日から再始動している。しかし、練習にMF久保建英の姿がなかった。

　日本サッカー協会（JFA）によれば、久保は体調不良のため3日の練習を欠席。ホテルで静養に努めている。なお、新型コロナウイルスに罹患しているわけではないとのことだ。ただ、5日に予定されているクロアチア代表戦出場に黄色信号が灯ってしまった。

　久保はグループステージ初戦のドイツ代表戦と第3戦のスペイン代表戦に先発起用されたものの、2試合とも前半のみで交代に。大会直前に行われたカナダ代表戦も含めれば、先発出場した3試合連続でハーフタイムに交代を告げられていた。

　スペイン代表戦前には「口だけの選手にはなりたくない。（出場する）チャンスがあればピッチ上で語れるような選手になりたい」と語っていた。日本代表にとって初めてのベスト8進出がかかったクロアチア代表戦は久保にとって大きなチャンスだが、万全の状態でプレーできるか微妙な情勢になってしまった。

　なお、久保を除く22人のフィールドプレーヤーは通常のトレーニングをこなしたと見られる。スペイン代表戦直前まで別メニュー調整だったDF酒井宏樹も全体練習に合流を果たしている。報道陣にはランニングやストレッチ、パス交換など冒頭15分間のみが公開され、それからは非公開に移った。

（取材・文：舩木渉）

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